日本光学（現 ニコン）製 Nikkor-S・C 5cm 1.4です。1950年にNikon Sマウント、Leica Lマウント合わせ2000本強製造されたうちのLeica Lマウントの一本になります。8桁のシリアルのうち、捨て番とされる最初の4桁をして“5005”とマニアの間では呼ばれているレア玉で、5005は希少ガラスを奢ることで後年生産された30万番台のNikkor-S・C 5㎝ 1.4と比較して描写が良いといった評価がなされています。出品する個体は経年の割に鏡胴はきれいですが、フィルター枠外側の一か所に小さい打痕のようなものが集中しています（写真6枚目赤丸部分）。フィルターは問題なく嵌ります。光学系も全体的に綺麗ですが、中玉に強い光を当てるとモヤのようなものが見られます。カビかどうかはわかりかねますが、防湿庫保管で5年所有していた中では増幅はしませんでした（非常に撮影しづらいのでブレていますが写真8枚目赤丸部分）。ちなみに描写への影響はありません。プリセットの絞りのクリック感、ヘリコイドのスムースさ、1m近辺のダブルヘリコイドのクリック感それぞれしっかりと残っています。付属品は、写真に写っているものが全てです。古いものですのでコンディションは主観によるものとお考え頂きたいですが、希少5005としては客観的にも良好といえるのではないでしょうか。送料は落札者にてご負担下さい（着払い）。記載の決済方法以外での取引を落札後に要求される方などの落札はお断りします。落札後のキャンセル、返品は一切認めません。