1953年にグレッチ初の「ソリッドボディ(正確にはチャンバードのような構造)」として発表され、数々のミュージシャンに愛されてきた"Gretsch 6128 Duo Jet(グレッチ・デュオジェット)"
他のグレッチ機種同様に年代と共に様々な仕様遍歴を経てきましたが、本機はジョージハリスン氏の使用で非常に人気の高い1957年スペックを意識した“6128-57 Duo Jet Black”1998年製の1本です。

メイプル・トップにチャンバード構造のマホガニーをボディ材に使用し、マホガニーネックのローズウッド指板というウッドマテリアル。
指板のハンプトップ・インレイやヘッドのTルーフ・グレッチ・ロゴなど特徴的なスペックをしっかりと踏襲。
ブリッジはスペース・コントロール・ブリッジの採用で弦間ピッチの微調整にアドバンテージがあります。
ピックアップはこれぞグレッチのダイナソニックピックアップレプリカ、歯切れがよくグレッチらしい軽快なサウンドをアウトプットしてくれます。

全体的に擦り傷や当て傷などの小傷があり、年式相応の使用感がありますが、とても綺麗で状態の良い個体です。殆ど目立たないブリッジ台座割の修復跡が1箇所あります（ブリッジを乗せると全く分かりません）。ボディバックのキャビティパネルが少し変形しています。フレットは擦り合わせなどで、少々低くなっている印象を受けますが、全体的に7割程度のフレット残です。顕著な凹みなどもなく、気になるようなビビりや音詰まりはありません。(元々が背の低いヴィンテージスタイルのフレットですので、ミディアムジャンボ相当に慣れている方ですと背が低く感じられるかもしれません。)
重量は約3.61kgです。画像にありますオリジナルのハードケース（鍵付き）が付属します。
ご検討の程、よろしくお願いします。