カテゴリホビー、カルチャーミリタリートイガンエアガン状態目立った傷や汚れなし（詳細）Double BellのVSR-10カモフラージュストックモデルを、ストック直前までショート化したカスタムです。新品購入したものを改造しました。Gスペックサイズまでカットしてゲームで使用した後、もっと短くしたくなってカットしました。アウターバレル等はリペイントしてあります。
外装はアウターバレルをカットし、全長を70cm近くまで縮めてあります。元は110cm弱ぐらいなので、30cm以上は短縮化した計算になります。後述する理由でストックはいじっていないので、ストックを改造すればもっと短くなるかもしれません。マズル先端は14mm逆ネジになっており、カバーを外せばトレーサー等を取り付ける事が出来ます。残念ながら消音性は低いので、サプレッサーを付けてもあまり効果はありません。
上部には20mmマウントレールを標準装備しています。アイアンサイトは最初からありませんでした。マウントは外しても構いませんが、一番前と一番後ろのネジはフレームを固定するためのものです。マウントを外す場合は代わりの低頭ネジ等を入れてやると良いと思います。M3の短いネジです。アウターバレルのマズル付近には加工時についた傷があります。ご了承ください。
内部はまずシリンダーを分解し、粘度の低いオイルを拭き取り、元々あったポートを拡張して加速シリンダーとしました。これによりインナーバレル長に対してシリンダー容積を最適に近付け、初速の安定化を行いました。計算で出る数値より少し余裕を持たせ、シリンダーメインスプリングを市販のAPSタイプに変更することで初速を稼いでいます。また、裂け掛けていたシリンダーヘッドとピストンのOリングを交換し、気密を確保しています。最後に内外のバリをサンドペーパーとハンドサンダーとピカールを使って削ったり磨いたりしています。シリンダー周りに関しては、マルイVSRとは直径から違っており、互換性は一切ありません。ボルトハンドルも流用出来ません。加工すれば使えるかもしれませんが、保証はしません。
トリガーユニットはダイカスト製で強化スプリングに耐えられなさそうだったので、ファースト及びセカンドシアーをPPSのスチール製に換装。そのままでは幅が広く、トリガーユニットに収まらなかったので、金属ヤスリを使って地道に削っています。ノギスと現物合わせを繰り返しながら、1mm以上は削っており、締め付けてもガタ付かずスムーズに動くようになっています。一応両方ともイモネジが入っていますが、トリガーストロークは調整出来ますが、トリガープルの調整は出来ないようです。
トリガーストップをオミットしたため、ストレートアクション化されています。ボルトハンドルはコッキングし易い位置になるよう、スペーサーを噛ませて左向きに出来るようにしてあります。梱包の関係で一度緩める必要があったため、画像のような位置になっていますが、ボルトハンドル後端の六角ネジを締めればその位置で止まります。ハンドルが右向きの方が良い場合は、ネジを外してスペーサーを取り去るだけで良いです。また、ボルトストップがないのでコッキング時にきちんとボルトを押し込んで気密を閉鎖しないと、基底の数値より初速が低下する可能性があります。適切な初速を維持するためには、どうしてもボルトを最後まで手動で押し込む必要があるので、その点についてはご了承ください。
チャンバーは特にホップアームの押し部分が薄かったので、きちんとホップが掛かるように硬質ゴムをカットして作り直しました。ホップパッキンはインナーバレルに接着されていたので、剥がして破棄、手持ちのまともなパッキンに交換しました。パッキンはマルイ純正を加工して長掛けにし、シーリングすることで取り敢えず気密を確保しています。気に入らない場合は宮川ゴムの長掛け対応パッキンでも入れてあげれば良いと思います。インナーバレルはアウターバレルに合わせてカットし、先端をテーパー処理、全長を10cmぐらいにしています。付属のバレル内スペーサーは無くても良かったのですが、そのまま使っています。
全体は清掃の後、気密確保と潤滑剤としてシリコングリスとAZの万能グリスでグリスアップしています。元々粘度の低いオイルが塗布されていましたが、拭き取って樹脂部分はシリコングリス、金属部分に万能グリスを使っています。
オプションとして専用マガジン1個とコッキングハンドルスペーサーが付属します。近似商品出品のため、レシーバーに識別のためのマスキングテープが貼ってあります。剥がしてもらって構いません。
マガジンは一見するとマルイ純正に似ていますが、互換性はありません。構造は同じなのですが、マガジンキャッチの溝の拡張とマガジン上部ピンの追加、リリースピンの加工を行う必要があります。また、加工した純正マガジンを使用する場合には、ストックからほんの数mmほどマガジンが飛び出す形になる事はご了承ください。これはマルイ純正のみならず、マルイVSR互換となるマガジン（G&PやAction Army等）の全てに該当します。Bell製のマガジンが手に入るようでしたら、そちらを使っていただいた方がよろしいかと思います。
コッキングハンドルスペーサーはハンドルの可動を固定するための部品です。画像の通り分解し、スペーサーを噛ませた上でネジを締め付けると、ハンドルが動かなくなります。既にストレートアクション化してありますので、ピストンの前後運動だけでコッキングが完了するため、連射速度が向上します。長いスペーサーを使えばハンドルの左右を入れ替えられるようになります。こちらは右手でグリップを持ったまま左手でコッキングが出来るため、更に素早い射撃が可能です。但し、慣れていないとコッキングしたシリンダーがグリップを持った右手に引っ掛かり、痛い思いをします。練習して慣れるか、ピストルグリップタイプのカスタムストックへの換装をおすすめします。
初速は0.25gバイオBB弾使用で81m/s前後でした。プチ流速仕様のため、ホップ最低の状態からホップを掛けていく毎に初速が上がっていき、ある一点で最高初速に達します。最高初速=適正ホップとは限りません。シューティングレンジを使って適正ホップ位置を探してください。また、銃刀法におけるエアガンの威力は、ホップに関係なく「最高初速」で計測される点にご注意ください。
威力を下げたい場合はスプリングの交換を行ってください。0.98J辺りのスプリングで下がると思います。交換自体はシリンダーヘッドのポートにプライヤーやラジオペンチを入れて回せば開けられます。その際、シリンダーヘッドノズルは傷付けないように気を付けてください。故障の原因になります。ヘッドを開けたら内容物を取り出し、元のスプリングを外して新しいスプリングを入れてください。ゴミの除去やグリスアップについても適宜行ってください。
上記の通り、調整を必要とする場合があります。調整方法について御自身で調べて作業が出来る方、またはそうしたお知り合いをお持ちの方のみ行ってください。最低限のDIYと小学校の図画工作が出来るなら問題ないと思いますが、無理に行う必要はありません。余程強引に動かさない限りは壊れないと思いますが、もし分解が原因で壊れたとしても当方は責任を負いません。

付属品等は画像からご判断ください。
送料は商品代金に含まれます。